ヒラギノフォント公式note

株式会社SCREENグラフィックソリューションズが開発・販売するフォントブランド「ヒラギノフォント」の公式アカウントです。フォントの基本からヒラギノフォントのディープな世界まで、楽しく分かりやすいフォント情報をお届けします。

ヒラギノフォント公式note

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“伝えることば”の考究記

資料や企画書で相手に情報を「伝える」ために紡ぐ、文字組み・色・写真・レイアウトといった多種多様な「ことば」。 科学コミュニケーター/デザイナーの山内俊幸さんと一緒に、ことばを1つ1つ見つめ直し、伝える営みを考えていきましょう!

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コーポレートカラーをどう活かす?決まった色でレイアウトする〈“伝えることば”の考究記〉

色を活かしてビジュアルをつくるのって、悩みがちですよね。 伝わるものをつくろう!と頑張りはじめた人にとって、一番悩みの種になりやすいのが、色の使い方。ビジュアルの華やかさを担う要でありながら、文化的な意味合いや視覚的な機能性もある……と、レイアウトにおいて非常に重要な役割を担うのはご存知の通りです。 ただ、理想像はぼんやりとイメージできていても、それを表現するのがなかなか難しい。ましてや、会社や組織のブランド色(コーポレートカラー)を活かすように!と制限されると余計混乱し

「伝わる」デザインってなんだろう?〈“伝えることば”の考究記〉

どんなお仕事でも、「伝わる」ものをつくるのって難しいですよね。 はじめまして! 科学コミュニケーター/デザイナーとして活動している、山内と申します! ぜひ気軽に“じーにょ”とお呼びください! 皆さんは、資料や企画書、デザイン物などを制作するとき、どのような工夫をされていますか?内容を作り込む、ライティングをがんばる、ビジュアルを整える、効率を重視する……さまざまなこだわりで取り組まれていると思うのですが、最終目標はみんな変わらないはず。 それは、相手へ的確に情報を「伝え

エリックの多言語文字散歩

多言語表記をはじめ文字・書体・組版に関する見方と考え方、時には雑感などを分かりやすくお伝えします。

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英語か米語か?簡体字か繁体字か?〈エリックの多言語文字散歩〉

みなさんが多言語対応を行う場合、対応すべき言語はいくつあるか?と言語数を把握したくなるかもしれません。そうすると、いきなり中国語の「簡体字」「繁体字」という壁にぶつかることでしょう。「簡体字と繁体字はどう違うの?」「一カ国語として数えていいの?」などなど、素朴な疑問がいっぱい出てきます。 残念ながらすべてが解決できる簡単な回答はありませんが、今回はあえてそれを切り口として、専門用語をできるだけ使わずに、多言語対応における「文字」と「言語」の関係性について解説します。 言語

GB18030-2022が来た!詳細編—内容から読み取る本質〈エリックの多言語文字散歩〉

前回の概要編では、じっくりとGB18030-2022の表紙を見ながら、中国におけるGBの定義、GB18030規格改定の概要、製品への搭載義務などについて解説しました。今回は、いよいよ表紙をめくって更新された内容について詳しく解説していきます。 漢字はとにかく多いGB18030-2022の規格書の実物を見ると、まずその厚みに圧倒されるでしょう。700ページを超えるページをパラパラとめくってみてわかるのは、本文はわずか8ページ程度で、残りのほとんどは付属書である長い文字コード表

GB 18030-2022が来た!概要編—表紙から読み取る情報〈エリックの多言語文字散歩〉

時は2023年、夏。中国の文字界隈でもっともホットな話題は、新しいGB 18030-2022の施行でしょう。 みなさんも、いよいよGB 18030-2022が2023年8月1日より施行されるという話を聞いたことがあるかもしれませんが、実際にどのような内容で私たちにどのような影響があるか、ご存知ない方もいらっしゃることでしょう。 そこで、GB 18030-2022について概要編と詳細編の2回に分けて解説していきます。 今回はGB 18030-2022の概要編として、中国から

「その多言語、必要ですか?」本当に必要な多言語対応を、街中の案内から考える〈エリックの多言語文字散歩〉

いきなりですが、街角の商業施設でこんな看板を見たら、皆さんはどう思いますか? 上の図は、実在する看板の写真をもとに再現したものです。 ATMという文字列がなぜか5回も重複して書かれていました。主張が強いATMだなと思いつつ、隣にある化粧室の案内も見たところ、何度もATMと書かれている理由がようやくわかりました。どうやらそれぞれ日本語・英語表記と、中国語簡体字・繁体字・ハングルを表現しているようです。 その多言語、必要ですか?昔、先輩から「国際空港に着き二カ国語表記の案内