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ヒラギノフォントの名前の由来になった「柊野」を散策する

ヒラギノフォントの「ヒラギノ」は京都市北区の地名「柊野ひらぎの」に由来しています。名前の由来といっても、「柊野」にゆかりがあるわけではありません。

ヒラギノフォントの開発時に京都中の地名を集めて、ヒラギノフォントのコンセプトである「クールでスタンダード、現代的」のイメージに合う名前として「ヒラギノ」が選ばれました。

ここまではご存じの方は多いかと思いますが、実際の「柊野」がどんな場所か思い浮かぶ方は多くないかと思います。そこで今回は柊野地域を散策して、見どころをご紹介していきます。


柊野地域について

柊野は京都市北区、鴨川かもがわ(賀茂川または加茂川、以下鴨川)の左岸、上賀茂かみがも地域西北部の一帯を指します。昔はひいらぎが一面に生え繁っていたことに由来しているそうです。
(出典:https://www.city.kyoto.lg.jp/kita/page/0000056221.html

 

今回のルート

上賀茂神社から柊野堰堤ひらぎのえんていで折り返し、鴨川沿いを歩いて西賀茂橋にしがもばしまで向かいます。その途中の「柊野」と名前がついているスポットを巡りながら散策する約1時間のコースです。

今回のルート(Googleマップ):https://goo.gl/maps/gQ23HtQ7CXt48TT48

京都駅からの上賀茂神社までの行き方

京都駅から京都市営地下鉄烏丸からすま線に乗り、北大路 きたおおじ駅で降ります。北大路駅バスターミナルから市営[北3系統]に乗車し「御薗口町みそのぐちちょう」で下車、もしくは市営[37系統]「上賀茂御薗橋かみがもみそのばし」で下車ください。 

散策スタート

バスに揺られて上賀茂神社へ向かいます。今回は市営[北3系統]に乗り「御薗口町」で降りました。

バス停から上賀茂神社への案内があります。

上賀茂神社

京都でもっとも古い神社の1つで、正式名称は「賀茂別雷神社かもわけいかづちじんじゃ」、通称上賀茂神社です。雨と治水を司る農業の神様、賀茂別雷大神かもわけいかづちおおかみを祭っており、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。また、例年5月には、京都三大祭のひとつである「葵祭あおいまつり」が開催されます。

柊野別ひらぎのわかれ交差点

柊野はいくつかの地域に分かれています。主には「上ノ段うえのだん」と、「下ノ段したのだん」、柊野を通る主要な街道の分かれ道となる「別れ」です。

 

柊野郵便局

柊野別れ交差点のすぐそばにあります。ここから手紙を送れば「柊野郵便局」の消印で送れますよ。 

柊野別れバス停

この向かいには「柊野交番」があります。

ここから北にどんどん向かっていきます

進んでいくと気になる看板があり、調べるととても美味しそうなベーグル屋さん。日曜日のみの営業でこの日はお休みでした。

柊野散策のお供にぜひ。筆者も後日再訪問しようと思います。

柊野小学校

京都市立柊野小学校です。実は以前柊野小学校の広報誌「ひらぎの」にヒラギノフォントのインタビューを載せていただいたことがあります。

柊野堰堤に向かう前に寄り道をして、柊野貴船ひらぎのきふね神社に向かいます。 

道中、野菜の無人販売所があちこちにあったことが印象的でした。京野菜をお土産にいかがでしょうか。

柊野貴船神社

一番有名な左京区の貴船神社と同じく、水神である柊野地域の氏神様を祀っています。

柊野堰堤

さらに北に進んだところが本日の折り返し地点となる柊野堰堤です。

水害を防ぐために設置された砂防ダムで、鴨川の水量を安定させています。開けた景色が気持ちよく、近くで見ると迫力がありました。

鴨川沿い

ここから鴨川沿いを下っていきます。鴨川沿いは筆者が京都で一番好きな場所です。ランニングや散歩をしている人はもちろん、楽器の練習をしている学生や、川遊びをする親子、昼寝をする社会人など、のどかで平和な景色がずっと続いています。

鴨もたくさん泳いでいます。かわいいですね。

おわりに

「西賀茂飛び石」まで鴨川を下ったところで、柊野散策を終わります。今回紹介したスポットをまとめたGoogleマップのリストはこちらです。
https://goo.gl/maps/FsNqzNzH2VbB6zer6

京都観光の際は少し足を伸ばして、ヒラギノフォントに思いを馳せながら、まったりと巡ってみてくださいね。

おまけ

鴨川沿いで見つけた柊野のヒラギノ角ゴです。

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