ヒラギノフォント公式note

株式会社SCREENグラフィックソリューションズが開発・販売するフォントブランド「ヒラギ… もっとみる

ヒラギノフォント公式note

株式会社SCREENグラフィックソリューションズが開発・販売するフォントブランド「ヒラギノフォント」の公式アカウントです。フォントの基本からヒラギノフォントのディープな世界まで、楽しく分かりやすいフォント情報をお届けします。

エリックの多言語文字散歩

多言語表記をはじめ文字・書体・組版に関する見方と考え方、時には雑感などを分かりやすくお伝えします。

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GB 18030-2022が来た!概要編—表紙から読み取る情報〈エリックの多言語文字散歩〉

時は2023年、夏。中国の文字界隈でもっともホットな話題は、新しいGB 18030-2022の施行でしょう。 みなさんも、いよいよGB 18030-2022が2023年8月1日より施行されるという話を聞いたことがあるかもしれませんが、実際にどのような内容で私たちにどのような影響があるか、ご存知ない方もいらっしゃることでしょう。 そこで、GB 18030-2022について概要編と詳細編の2回に分けて解説していきます。 今回はGB 18030-2022の概要編として、中国から

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「その多言語、必要ですか?」本当に必要な多言語対応を、街中の案内から考える〈エリックの多言語文字散歩〉

いきなりですが、街角の商業施設でこんな看板を見たら、皆さんはどう思いますか? 上の図は、実在する看板の写真をもとに再現したものです。 ATMという文字列がなぜか5回も重複して書かれていました。主張が強いATMだなと思いつつ、隣にある化粧室の案内も見たところ、何度もATMと書かれている理由がようやくわかりました。どうやらそれぞれ日本語・英語表記と、中国語簡体字・繁体字・ハングルを表現しているようです。 その多言語、必要ですか?昔、先輩から「国際空港に着き二カ国語表記の案内

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「脱・ツギハギ」の第一歩〈エリックの多言語文字散歩〉

前回の記事では街中で見かける案内板や注意書きなど、読み手を気遣うための中国語が、なぜツギハギのような見た目になってしまうのかを解説しました。 その原因は「フォールバック」というパソコン上の仕組みにありました。いくら内容が正しくとも、不適切なフォント選びは読み手に不安感を与えてしまうことがわかりましたね。 文章は内容だけでなく、選んだフォントによっても読み手を気遣うことができます。今回はその気遣いの第一歩をご紹介します。 大原則はただひとつ単刀直入にいうと、大原則は「フォ

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その中国語の案内文、フォントがツギハギになっているかも?〈エリックの多言語文字散歩〉

自己紹介こんにちは!文字散歩(文字を探しながら散歩すること!)が大好きなエリックです。 私は中国生まれですが、日本在住も17年間を超え、その間も十数カ国を飛び回った経験があり、あちこちで様々な言語と文字を見てきました。そのご縁もあって、中日韓のフォントメーカー(タイプファンドリー)数社と多言語書体開発のプロジェクトに関わってきました。そして、その中で「ネイティブの視点とは、いったい何か?」をずっと考えて来ました。 この場をお借りし、中国語に留まらず、多言語表記をはじめ文字

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