ヒラギノフォント公式note

株式会社SCREENグラフィックソリューションズが開発・販売するフォントブランド「ヒラギ… もっとみる

ヒラギノフォント公式note

株式会社SCREENグラフィックソリューションズが開発・販売するフォントブランド「ヒラギノフォント」の公式アカウントです。フォントの基本からヒラギノフォントのディープな世界まで、楽しく分かりやすいフォント情報をお届けします。

最近の記事

アンケートご協力のお願い【抽選でヒラギノフォントグッズセットプレゼント】

日頃よりヒラギノフォント公式noteをご覧いただき誠にありがとうございます。現在、ヒラギノフォントではアンケートを実施しています。より面白い記事をお届けするためにご協力いただけたら幸いです。 実施期間は本日2023年9月19日(火)より10月9日(月)23時59分まで3週間で、所要時間は5分前後です。 アンケート回答はこちらから ご協力くださいました皆様の中から、抽選で50名様に下記の賞品をご用意しております。 賞品 ヒラギノフォント公式note オリジナルグッズ3

    • モリサワさんに、新書体プロモーションの裏側を教えてもらいました

      新しいフォントのプロモーションをするのって、とても大変なんです。 こんにちは、ヒラギノフォント公式note編集部の正木です。 昨年ヒラギノ丸ゴ オールドをリリースする際に、特長をわかりやすくプロモーションするためにフォントの組見本を作りました。 やってみると、ヒラギノ丸ゴ オールドを魅力的に見せるためにどのような言葉を並べたらいいかが悩ましく、大変苦労したことを思い出します。 モリサワさんの新書体特設サイトを拝見すると、たくさんの新書体が並び、ひとつひとつのフォントにイ

      • GB 18030-2022が来た!概要編—表紙から読み取る情報〈エリックの多言語文字散歩〉

        時は2023年、夏。中国の文字界隈でもっともホットな話題は、新しいGB 18030-2022の施行でしょう。 みなさんも、いよいよGB 18030-2022が2023年8月1日より施行されるという話を聞いたことがあるかもしれませんが、実際にどのような内容で私たちにどのような影響があるか、ご存知ない方もいらっしゃることでしょう。 そこで、GB 18030-2022について概要編と詳細編の2回に分けて解説していきます。 今回はGB 18030-2022の概要編として、中国から

        • ヒラギノフォントの名前の由来になった「柊野」を散策する

          ヒラギノフォントの「ヒラギノ」は京都市北区の地名「柊野」に由来しています。名前の由来といっても、「柊野」にゆかりがあるわけではありません。 ヒラギノフォントの開発時に京都中の地名を集めて、ヒラギノフォントのコンセプトである「クールでスタンダード、現代的」のイメージに合う名前として「ヒラギノ」が選ばれました。 ここまではご存じの方は多いかと思いますが、実際の「柊野」がどんな場所か思い浮かぶ方は多くないかと思います。そこで今回は柊野地域を散策して、見どころをご紹介していきます

        アンケートご協力のお願い【抽選でヒラギノフォントグッズセットプレゼント】

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        • エリックの多言語文字散歩
          ヒラギノフォント公式note

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          見やすさと印象が大きく変わる!“字面”を知って最適なフォントを選ぼう

          いきなりですが、下の2つの文章は何が違うかわかりますか? 上の例では、仮名の「字面」が違っています。 字面とは、文字が配置される枠の中における、実際の文字の大きさです。 字面は主に「文字の見やすさ」と「文章の印象」に影響を与えるので、フォントを選ぶ時に字面を意識することで、読み手のシチュエーションや与えたいイメージに適したフォントを選べるようになります。 本記事では、文字の見やすさやデザインの印象に字面がどのように作用するか、基本的な考え方についてお伝えします。 フォ

          見やすさと印象が大きく変わる!“字面”を知って最適なフォントを選ぼう

          「その多言語、必要ですか?」本当に必要な多言語対応を、街中の案内から考える〈エリックの多言語文字散歩〉

          いきなりですが、街角の商業施設でこんな看板を見たら、皆さんはどう思いますか? 上の図は、実在する看板の写真をもとに再現したものです。 ATMという文字列がなぜか5回も重複して書かれていました。主張が強いATMだなと思いつつ、隣にある化粧室の案内も見たところ、何度もATMと書かれている理由がようやくわかりました。どうやらそれぞれ日本語・英語表記と、中国語簡体字・繁体字・ハングルを表現しているようです。 その多言語、必要ですか?昔、先輩から「国際空港に着き二カ国語表記の案内

          「その多言語、必要ですか?」本当に必要な多言語対応を、街中の案内から考える〈エリックの多言語文字散歩〉

          違いを知って使い分ける!ヒラギノ角ゴ、ヒラギノUD角ゴ、ヒラギノUD角ゴFを徹底比較!

          こんにちは、ヒラギノフォント公式note編集部の正木です。 ヒラギノフォントには「ヒラギノ」「角ゴ」と名の付くファミリーがいくつかあり、今回はその中の3つのファミリーについてご紹介したいと思います。 まずはみなさんご存知の「ヒラギノ角ゴ」。そして「ヒラギノ角ゴ」の基本デザインを受け継ぐ、ユニバーサルデザイン※フォントの「ヒラギノUD角ゴ」「ヒラギノUD角ゴF」です。「ヒラギノ角ゴ」は1994年、「ヒラギノUD角ゴ」は2009年、「ヒラギノUD角ゴF」は2011年と、順番に

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          YouTubeで使われているフォントを調べてランキングを作った【サムネイル編】

          みなさんこんにちは、ヒラギノフォント公式note編集部の正木です。 YouTubeの101チャンネル、動画505本のフォントを調査してランキングを作る企画の後半、【サムネイル編】をお送りします。 前回の記事【テロップ編】はこちらからご覧ください。 サムネイルはYouTubeの一覧画面で、動画の中身を簡潔に伝えるために表示される小さな画像です。ユーザーがまず目に触れる部分であり、閲覧数へ与える影響が大きいことは間違いありません。 使われているフォントにどのような傾向がある

          YouTubeで使われているフォントを調べてランキングを作った【サムネイル編】

          YouTubeで使われているフォントを調べてランキングを作った【テロップ編】

          みなさんこんにちは、ヒラギノフォント公式note編集部の正木です。 以前からヒラギノ角ゴをYouTubeの動画でよく使っていただいているなあ、とぼんやり感じていました。 あるとき「実際はどれくらい使われているのか調べてみたらいいのでは?」と思い立ち(それが大変な作業とも知らずに…)、調べた結果をランキングとしてまとめました。 前半の「テロップ編」と、後半の「サムネイル編」の2回に分けてお伝えします。 前半となる今回は「テロップ」に使われているフォントのランキングをお送

          YouTubeで使われているフォントを調べてランキングを作った【テロップ編】

          「脱・ツギハギ」の第一歩〈エリックの多言語文字散歩〉

          前回の記事では街中で見かける案内板や注意書きなど、読み手を気遣うための中国語が、なぜツギハギのような見た目になってしまうのかを解説しました。 その原因は「フォールバック」というパソコン上の仕組みにありました。いくら内容が正しくとも、不適切なフォント選びは読み手に不安感を与えてしまうことがわかりましたね。 文章は内容だけでなく、選んだフォントによっても読み手を気遣うことができます。今回はその気遣いの第一歩をご紹介します。 大原則はただひとつ単刀直入にいうと、大原則は「フォ

          「脱・ツギハギ」の第一歩〈エリックの多言語文字散歩〉

          フォントの見積りをスムーズにもらうには?知っておきたいポイントを解説

          例えば「フォントの見積りを取っておいて」と上司から言われたとき、迷いなく動き出せる方は少ないのではないでしょうか。 フォントの見積りを依頼する機会はあまり多くないですし、どう依頼すればいいのか、イメージしにくいですよね。 今回は、そんなフォントの見積りを依頼する前に知っておきたいポイントについてお伝えします。 事前にポイントを確認しておくことで、フォントの見積り・選定のやり取りがスムーズになります。また後々「見積りの金額が大きく変わった」といったトラブルも防げますので、フォ

          フォントの見積りをスムーズにもらうには?知っておきたいポイントを解説

          CI/VIをクライアントと考えるプロセスと新しい時代のコーポレートフォントをデザインコンサルファームMIMIGURIと紐解く

          この記事は連載記事「デザインコンサルファームMIMIGURIに聞く、ブランディングとコーポレートフォント、フォントの未来」の第3回目の記事です。  みなさんは「コーポレートフォント」についてご存じですか? 企業のあらゆる経済活動において、一貫した印象を保持するために管理・運用されるフォントをコーポレートフォント(企業制定書体)と呼びます。 本連載の1回目は、理想的な組織やチームの在り方、コーポレート・アイデンティティ/ビジュアル・アイデンティティ(以下、CI/VI)、コ

          CI/VIをクライアントと考えるプロセスと新しい時代のコーポレートフォントをデザインコンサルファームMIMIGURIと紐解く

          表情豊かで、どこか懐かしい新書体「ヒラギノ丸ゴ オールド」を詳しくご紹介

          2022年2月にヒラギノフォントの新書体、「ヒラギノ丸ゴ オールド W4/W6/W8」をリリースしました。2022年10月26日からはMorisawa Fonts・MORISAWA PASSPORTでも利用可能になります。 ありがたいことに、SNSを中心にたくさんの感想をいただいています。おだやかさと品を感じつつもユニークなこのフォント、実は書籍のタイトル用に描かれたレタリング(主に手で描かれるデザインされた文字)をもとに開発しました。 今回の記事では、ヒラギノ丸ゴ オー

          表情豊かで、どこか懐かしい新書体「ヒラギノ丸ゴ オールド」を詳しくご紹介

          CI/VI制作プロセスから見るコーポレートフォント導入タイミングと組織のコミュニケーション 〜デザインコンサルファームMIMIGURIに聞く〜

          この記事は連載記事「デザインコンサルファームMIMIGURIに聞く、ブランディングとコーポレートフォント、フォントの未来」の第2回目の記事です。  みなさんは「コーポレートフォント」についてご存じでしょうか。企業のあらゆる経済活動において、一貫した印象を保持するために管理・運用されるフォントをコーポレートフォント(企業制定書体)と呼びます。 前回は、理想的な組織やチームの在り方、そしてブランドに対するMIMIGURIさんの考え方を通して、コーポレート・アイデンティティ/ビ

          CI/VI制作プロセスから見るコーポレートフォント導入タイミングと組織のコミュニケーション 〜デザインコンサルファームMIMIGURIに聞く〜

          デザインコンサルファームMIMIGURIと考えるブランディングとコーポレートフォント、フォントの未来

          みなさんは「コーポレートフォント」についてご存じですか? 企業のあらゆる経済活動において、一貫した印象を保持するために管理・運用されるフォントをコーポレートフォント(企業制定書体)と呼びます。 この連載記事では、コンサルティングによる戦略策定と、デザインによるコミュニケーションの実践を行う「株式会社MIMIGURI」さんをお迎えして、企業におけるブランディングの考え方や、企業のデザインとコーポレートフォントの関係性、コーポレートフォントを導入するフェーズや、コーポレートフ

          デザインコンサルファームMIMIGURIと考えるブランディングとコーポレートフォント、フォントの未来

          その中国語の案内文、フォントがツギハギになっているかも?〈エリックの多言語文字散歩〉

          自己紹介こんにちは!文字散歩(文字を探しながら散歩すること!)が大好きなエリックです。 私は中国生まれですが、日本在住も17年間を超え、その間も十数カ国を飛び回った経験があり、あちこちで様々な言語と文字を見てきました。そのご縁もあって、中日韓のフォントメーカー(タイプファンドリー)数社と多言語書体開発のプロジェクトに関わってきました。そして、その中で「ネイティブの視点とは、いったい何か?」をずっと考えて来ました。 この場をお借りし、中国語に留まらず、多言語表記をはじめ文字

          その中国語の案内文、フォントがツギハギになっているかも?〈エリックの多言語文字散歩〉