YouTubeで使われているフォントを調べてランキングを作った【テロップ編】
みなさんこんにちは、ヒラギノフォント公式note編集部の正木です。
以前からヒラギノ角ゴをYouTubeの動画でよく使っていただいているなあ、とぼんやり感じていました。
あるとき「実際はどれくらい使われているのか調べてみたらいいのでは?」と思い立ち(それが大変な作業とも知らずに…)、調べた結果をランキングとしてまとめました。
前半の「テロップ編」と、後半の「サムネイル編」の2回に分けてお伝えします。
前半となる今回は「テロップ」に使われているフォントのランキングをお送りします。
映像の中に文字を入れる「テロップ」を使うことで、内容がより視聴者に伝わります。また外出中のスマホ視聴など、音が出せない環境で動画を見たい場合に、テロップは動画投稿者の声に代わるものとなります。動画の需要が高まるとともに、テロップの重要性が増しているといえるでしょう。
それでは調査方法の説明のあと、1位から順番に発表していきます。
動画制作、動画マーケティングの参考にもなるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
調査方法について(ランキング閲覧前に必ずお読みください!)
上記の通り、人力での調査であり精度については怪しい部分も多々あるかと思いますので、あくまで当社調べとして参考程度にご覧いただけたら幸いです。
テロップのフォントランキング:1〜15位
フォントファミリー名の後ろの数字は505本中、何本で使用されていたかを表します。
それぞれのフォントファミリーごとに、使用されていた動画を掲載しました。また各フォントファミリー名をクリックすると紹介ページに飛びます。
1位:ヒラギノ角ゴ(127本)
2位:テロップなし(54本)
3位:けいふぉんと!(31本)
4位:UD角ゴ_ラージ(29本)
5位:ラノベPOP(17本)
5位:凸版文久見出しゴシック(17本)
7位:ルイカ(13本)
8位:イワタアンチック体(10本)
8位:ニューロダン(10本)
10位:源ノ角ゴシック(9本)
11位:ユールカ(8本)
11位:Rounded M+(8本)
11位:新ゴ(8本)
11位:ヒラギノ明朝(8本)
15位:ゴシックMB101(7本)
15位:スーラ(7本)
15位:マティス(7本)
16位以降含む全ランキングはこちら
カテゴリ別の集計
動画本数が多かったカテゴリ順に紹介していきます。
エンターテイメント(250本)
約半数の動画がエンターテイメントで占められていました。全体ランキングとの違いとしては、「テロップなし」が少ない傾向が見られます。いくつかランキングの入れ替わりはありますが、ラインナップに大きな変化はないようです。
ゲーム(85本)
ゲームカテゴリは1位が「テロップなし」となりました。ゲーム実況系の動画は1本あたりが長く編集に時間がかかるため、テロップをつけない動画が多いのかもしれません。
映画とアニメ(55本)
純粋なアニメではなく漫画に音声をつけた動画が「映画とアニメ」カテゴリ内で多く、漫画で使われるアンチック体が1位にランクインしました。
ブログ(25本)
明らかに他のカテゴリと傾向が異なり、手書き風のフォントが上位を占めています。日常を映すにあたり、温かみを持たせる意味がありそうです。
ニュースと政治(25本)
「TBS ゴシック TP」「テレ朝UD」など、放送局のオリジナルフォントが見られます。
音楽(20本)
ハウツーとスタイル(20本)
スポーツ(15本)
教育(5本)
ペットと動物(5本)
おわりに
次回はサムネイル編です。
テロップで使われているフォントとはどのような違いがあるのでしょうか。お楽しみに!